セルティックス移籍の裏話を語ったケビン・ガーネット「コービーとチームを組みたかった」

2月13日(日本時間14日)、ボストン・セルティックス時代に着用した背番号5が永久欠番になることが発表されたケビン・ガーネットだが、当時セルティックスではなくロサンゼルス・レイカーズでプレイしたいと思っていたことを明かした。 ガーネットは、2007-08シーズン前にトレードでミネソタ・ティンバーウルブズからセルティックスに加入。1年目に球団17回目の優勝に貢献するなど、6シーズンにわたりセルティックスでプレイしたが、チーム加入以前は友人のコービー・ブライアントとプレイするためレイカーズへの移籍を望んでいたようだ。 元NBA選手のマット・バーンズとスティーブン・ジャクソンがMCを務めるポッドキャスト番組『All the Smoke』にゲスト出演したガーネットは、セルティックス移籍直前だった当時のことを振り返っている。 「俺はコービーと一緒にチームを組みたかったんだ。彼と俺は固い絆で結ばれていた。コービーがシャックと問題があった時、多くの人がシャック側に立っていたけど、俺はそれでも彼のそばにいた少数の人間だった。俺は常に中立だったからね」 ガーネットによると当時ゴールデンステイト・ウォリアーズ、フェニックス・サンズ、レイカーズ、そしてセルティックスが移籍先の候補に挙がっていたという。そしてそれは最終的にレイカーズとセルティックスに絞られた。 「俺は彼と一緒にやりたかったけど、コービーとそのとき連絡が取れなかったんだ。そんななか俺は決断を迫られた」 コービーと連絡が取れなかったことが、歴史の分岐点となった。 「ダニー・エインジがやってきて、どんなビジョンを持っているかを説明してくれた。そのとき彼が描いていたものが俺にも見えたんだ。それで俺はビーンタウン(ボストンの愛称)に行くことを決めたんだ」とガーネットは現在もセルティックスのGMを務めるエインジの説得により気持ちが傾いていったことを明かした。 もしそのときコービーと連絡が取れていれば、今とは違う歴史の道を辿っていたかもしれない。ちょっとした出来事で運命が大きく変わる、それもNBAの醍醐味のひとつである。

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