ゴールデンステイト・ウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)が、トレードデッドライン直前にミネソタ・ティンバーウルブズから加入したアンドリュー・ウィギンズについて自身の見解を語った。 2月7日(日本時間8日)、取材陣の質問に応じたカーHCはディアンジェロ・ラッセルを放出してウィギンズを獲得した今回のトレードについて、「彼(ラッセル)と契約した時から彼がどうやってチームにフィットするのかという疑問はあった。誰もがそう思ったようにね。すでにステフ(カリー)、クレイ(トンプソン)がいるなか、ボールを必要とするガードをさらに加えるんだから相性に疑問を持つのは当然だ。それが開幕前からトレードの噂が上がっていた理由のひとつだね。それはディアンジェロ、そしてチームも理解していた」と語ったと『ESPN』のニック・フリーデル記者が伝えている。 カーHCは続けて「最低でも50試合はどのような感じになるのかを見ることにした。ステフが怪我をしたことで予定通りとはいかなかったけどね。それでも予想はできるぐらいの時間は見ることができ、ほかの選手の方がより合うのではないかという結論にたどり着いた。今回のトレードはお互いのチームにとって理にかなっていると思う」とトレードの理由を明かしている。 ウルブズでは期待通りの活躍を披露できなかったウィギンズだが、カーHCはウォリアーズでなら成功できると太鼓判を押す。 「多くの選手にとってこのリーグで成功できるかは、チームと合うかどうかだと思う。ときにどんな条件でもチームにフィットする選手がいる。それがリーグ屈指の選手たちだ。それ以外の選手にとっては相性がすべて。アンドリューと我々の相性はとても良いと思っている。昨シーズンはケビン・デュラント、アンドレ・イグダーラ、ショーン・リビングストンがウィングを務めていたが、今シーズンはクレイも出れておらず、彼のためのポジションは空いている。彼はドレイモンド(グリーン)、ステフ、クレイというポジションが違う3人のオールスターとプレイすることになるが、勝ち方を知っている彼らとのプレイは楽しいものになるはず。アンドリューは24歳とまだ若く、そういったベテランと一緒にいることは大きな助けになるだろう。ただもちろんハードワークは必要だけどね」 類稀な身体能力とサイズを兼ね備えるも伸び悩むウィギンズだが、カーHCが期待するように新天地で花を咲かせることができるのか。ウィギンズは8日(同9日)のロサンゼルス・レイカーズ戦で新天地デビューを果たすことが予想されている。