名手スコッティ・ピッペン、二枚看板の76ersに持論展開「ベン・シモンズのチーム」

フィラデルフィア・76ers(以下シクサーズ)は、ジョエル・エンビードとベン・シモンズという二枚看板を持つ。ともにオールスター出場経験を持つ不可欠な核だが、かつてシカゴ・ブルズで2度の3連覇を果たしたスコッティ・ピッペンは、「シクサーズはベン・シモンズのチームだ」と主張している。 センターのエンビードは2014年ドラフト1巡目3位、大型司令塔のシモンズは2016年1巡目1位でそれぞれシクサーズ入り。エンビードが右足骨折で最初の2シーズン、シモンズが右第5中足骨骨折でルーキーイヤーを棒に振ったため、2人は2017-18シーズンから中心選手として共闘してきた。 シクサーズは同シーズンから2年連続でプレイオフ進出を果たしており、今季もここまで31勝20敗とカンファレンス6位につけている。今年1月にエンビードが左手薬指の靱帯損傷で離脱した際には、シモンズが平均21.6得点、9.3リバウンド、7.9アシストを挙げ、6勝3敗とチームを牽引した。 2月3日(日本時間4日)のマイアミ・ヒート戦では、相手エースのジミー・バトラーに38得点を許して106-137と大敗したが、『ESPN』の番組『The Jump』に出演したピッペンは、バトラーとヒートに対して“ソフト”だったというシモンズのコメントに同意している。 「彼らにはタフネスが必要だし、それはベン・シモンズが作り出さないといけない」 シクサーズにはインサイドの要であるエンビードに頼りがちな一面があり、彼がいないほうがディフェンスはよりスムーズだとピッペンは持論を展開している。 「エンビードを失ったチームを見ていたが、ステップアップできていたと思う。シクサーズはベン・シモンズのチームだ。エンビードがコートにいない時、ディフェンスがより良くなる。スイッチして、他のことができるようになるからね。エンビードがいる時は、良いディフェンスだとは言えない。ペイントを守るために彼を頼っていて、フィジカル的に準備ができていない」 ディフェンスでの勝利貢献率を示す「ディフェンシブ・ウィンシェア」でリーグ6位、ディフェンシブ・リバウンド率で同2位を誇る“ゴール下の門番”エンビード以上に、シモンズの存在がより重要だと力説。ピッペンは最後に、シクサーズに対して「見ていて面白いチームだ。エキサイティングで、スピーディーなプレイをする」と語っている。 シモンズはピッペンの期待に応え、シクサーズをさらなる高みへと導けるだろうか。

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