オクラホマシティ・サンダーのクリス・ポールは、4420万ドル(約48億円)という超高額な契約最終年のプレイヤー・オプションを破棄する気は毛頭無いようだ。しかし、これはリーグ最高峰のポイントガードであるポールが優勝を狙えるチームでプレイする可能性を狭めるものだと、『CBSsports.com』のブラッド・ボトキン記者はリポートしている。 キャリア通算994試合で1試合平均18.5得点、4.5リバウンド、9.5アシストを記録し、34歳で迎えた今シーズンも平均17得点、5リバウンド、6.4アシストと活躍中のポールは、今年もNBAオールスターに選出される可能性がある。だが、NBA史上最高のポイントガードの1人であるポールが優勝するチャンスは、彼が契約最終年にあたる2021-22シーズンの4420万ドルのプレイヤー・オプションを破棄するかどうかにかかっている。もし、そのシーズンにポールが安いサラリーを受け入れれば、スター選手が揃う強豪チームに加入しやすくなるからだ。なお、2022年に36歳になるポールにとって、それが優勝を狙える最後のチャンスになる可能性すらある。 しかし、『Sports Illustrated』のローハン・ナドカーニ記者によると、ポールはプレイヤー・オプションを破棄する可能性について聞かれると「その可能性は無い。俺がプレイヤー・オプションを破棄することはない。絶対にね」と答えたそうだ。 ポールは度々「サンダーでプレイすることに満足している」とコメントしており、チームもウェスタン・カンファレンスのプレイオフ圏内の7位と健闘しているため、わざわざ大金を手放してまで強豪チームに移籍する必要はないと考えているのかもしれない。それに、彼はNBA選手協会(NBPA)の議長であり、労使協定で『スーパーMAX契約』という超巨額契約を作ることに尽力した中心人物なのだ。