ニューオーリンズ・ペリカンズの大型新人ザイオン・ウィリアムソンは、現地1月22日の本拠地サンアントニオ・スパーズ戦でNBAデビューが見込まれている。『NBA.com』は「5つの見逃せないマッチアップ」の一つに、19歳のザイオンと34歳のラマーカス・オルドリッジの対決を挙げた。 高校時代に強烈なダンクを連発して注目を浴び、デューク大で平均22.6得点、8.9リバウンドの成績を残すなど大きな注目を浴びたザイオン。前評判通り、2019年のドラフトで1巡目1位指名を受けたが、開幕前に右膝半月板損傷で手術を受け、ルーキーイヤーはここまでまだ1試合も出場していない。 ザイオンが最後にコートに立ったのは2019年10月13日。プレシーズンのラストゲームとなった相手は、奇しくもデビュー戦と目される今回と同じスパーズだった。この試合でザイオンは22得点、10リバウンドを挙げたが、スパーズはオリドリッジを温存したため、マッチアップは実現していなかった。 両者ともに主戦場はパワーフォワードながら、プレイスタイルは対照的だ。ザイオンがパワーを前面に押し出すタイプの一方、オルドリッジはポストアップからのフェイダウェイやアウトサイドからのジャンパーを得意とする。特に今季は、3ポイントシュートの成功数(47本)と成功率(43.9%)でキャリアベストを記録中。まさに「剛対柔」の対決と言えるだろう。 特集を担当したマイケル・C・ライト記者は、2人のマッチアップに関して、以下のようにレポートしている。 「ニューオーリンズは水曜日、ザイオン・ウィリアムソンのプロデビューにより、NBA界の中心になる。怪我明けの初戦で多くの出場時間は期待できないが、サイズと爆発力という稀有な才能は間違いなく注目を集めるだろう」 ザイオンが前評判通りに規格外のプレイを見せるのか、それともオルドリッジがベテランの意地で封じ込めるか。NBAファン必見のマッチアップとなりそうだ。