進境著しいルカ・ドンチッチが忘れられない名手ステフィン・カリーとの特別レッスン

ダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチが今季、目覚ましい活躍を見せているのは周知の通りだ。シーズン平均トリプルダブル級(28.8得点、9.5リバウンド、9.0アシスト/現地12月30日時点)の勢いで2年目のジンクスなどどこ吹く風だが、ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)との忘れられない出来事が常に心のなかにあるという。 スペインのレアル・マドリードでプレイしていたドンチッチは、2018年ドラフト1巡目3位でNBA入り。アトランタ・ホークスからトレードでマーベリックスの一員となったが、ドラフト後の8月、カリー、パーソナルトレーナーのブランドン・ペイン氏との自主トレーニングのためベイエリアへ飛んだ。 ドンチッチのエージェントを務めるビル・ダフィー氏は、『NBCスポーツ』に対してカリーとの時間の意図を語っている。 「ルカにステフの優秀ぶりに触れてほしかった。ステフのスキルだけじゃなく、練習に取り組む姿勢とかね。それに触れるのは特別なことだった。ルカのような人間は、『ワオ、ステフはバスケットボールでトップ2、3の選手だけど、彼をベストに押し上げられる存在がいるんだね』と思っただろう」 カリーはデビッドソン大からNBA入りした当初は、大きな期待はかけられていなかった。そこから自慢のシュート力を武器にリーグでの地位を築き上げ、2015年から2年連続でMVPを獲得、2016年には平均30.1得点で得点王にも輝いている。 カリーは現在、左手骨折で長期離脱中だが、12月28日のウォリアーズ戦後にドンチッチは改めてその偉大さについて語っている。 「去年のドラフト後、彼と一緒に一度練習をした。クレイジーだったよ。彼はミスをしないんだ。彼との練習をずっと覚えている。彼は僕よりもいい方法でシュートを打っている。彼はよりいいプレイヤーだ。彼は長い間このリーグにいる。誰もが尊敬する存在で、誰もが彼のようにプレイしたい」 キャリアや実績はまだ及ばないとはいえ、今の勢いのまま順調に成長を続ければ、ドンチッチがカリーと対等に語られる日もそう遠くはないかもしれない。

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