ユタ・ジャズは、シーズン中盤を迎える前にダンテ・エクサムを放出してクリーブランド・キャバリアーズからジョーダン・クラークソンを獲得するトレードに踏み切った。『ESPN』のケビン・ペルトン記者によると、ジャズは進境著しいロイス・オニールとの再契約を見据えてエクサムを放出した可能性が高いようだ。 ペルトン記者は「エクサムの2020-21シーズンのサラリーは960万ドル(約11億円)だ。ジャズは、来オフにマイク・コンリーが3,450万ドル(約38億円)のサラリーを蹴って完全フリーエージェントになるかどうかに関わらず、贅沢税が課せられるサラリー額まで殆ど余裕が無い状況だ。だが、今回のトレードでエクサムを放出したことによって、彼らはミッドレベル例外条項を使って制限付きフリーエージェントのオニールと契約するのが楽な状況になった」と説明している。 ジャズは今オフにコンリー、ボヤン・ボグダノビッチ、エド・デイビス、エマニュエル・ムディエイらを補強してウェスタン・カンファレンスの上位シード獲得に向けて大きく動いた。 しかし、昨シーズンから着実に力を付けていたオニールは新加入の選手たちに埋もれることなく、今シーズンは出場30試合中27試合で先発して1試合平均6.4得点、4.8リバウンド、2.5アシスト、3ポイントシュート成功率42.9%という素晴らしい活躍を見せているほか、ディフェンダーとしてもチーム・プレイヤーとしてもチームに大きく貢献している。 エクサムのトレードで獲得したクラークソンは来オフに完全フリーエージェントになるため、元々エクサムに支払われるはずだった960万ドルがそのままオニールの再契約に充てられるはずだ。