ダラス・マーベリックスのスーパースター選手のルカ・ドンチッチがジョーダン・ブランドと契約間近だと、『ESPN』が報じた。 『ESPN』の情報筋によると、ドンチッチとジョーダンブランドは、シューズとアパレルのエンドースメント契約締結の最終段階に入っているそうだ。契約年数は5年間で、当面はドンチッチのシグネチャーシューズが作られる予定は無いが、彼がシーズンMVPやファイナルMVPを受賞すれば、シグネチャーシューズが作られるであろうと、情報筋は語っているようだ。ドンチッチが最初に履くジョーダンブランドのシューズは、特別なカラーリングを採用したプレイヤー・エクスクルーシブ・モデルで、来年2月頃から試合で着用する見込みだ。 20歳のドンチッチは、レアル・マドリード時代の2017年に結んだナイキとの契約が今年の9月30日(現地時間)に切れて以降は”スニーカー契約のフリーエージェント”だった。ジョーダンブランドの親会社のナイキは、契約が切れた現地10月1日から180日間は、ドンチッチに提示される契約オファーにマッチする(引き止める)ことができる。ドンチッチとの契約を狙っている幾つかのシューズブランドは、ドンチッチが180日が過ぎるまで新たな契約を結ばずに、完全にナイキから去ることを待っているそうだ。 情報筋によると、プーマとアンダーアーマーがドンチッチとの契約に興味を持っているそうだ。ドンチッチは、今までに2試合でステフィン・カリーのシグネチャーシューズ(アンダーアーマー)を履いたことがあり、練習やウォームアップではプーマのシューズを履いたこともあった。しかし、彼は今まで履き続けていたナイキかジョーダンブランドと契約する可能性が高い。 ドンチッチは右足首の捻挫によりクリスマス後まで復帰できない見込みだが、欠場する前まではよくジョーダンのシューズを履いていた。彼は、Jordan Diamond Lowを試合でよく履き、ウォームアップの時にはAir Jordan 34を履いていた。また、彼はオフコートでは度々ビンテージのジョーダンを履いている。 ジョーダンブランドは今夏にドラ1のザイオン・ウィリアムソンと5年7500万ドル(82億円)の契約を結んでおり、もしドンチッチとの契約にも成功すれば今シーズン2人目の大物との契約となる。 そのほかにも、ジョーダン・ブランドは八村塁(ワシントン・ウィザーズ)、マイク・コンリー(ユタ・ジャズ)、クリス・ポール(オクラホマシティ・サンダー)、カーメロ・アンソニー(ポートランド・トレイルブレイザーズ)、ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)らと契約している。