2019-20シーズン「最新SFランキングTOP10」

2019-20シーズンのNBAも約3分の1を消化。様々なトピックがあったなかで、選手たちの“勢力図”に変化があったのかは気になるところだ。ここでは、オーランド・マジックのデジタルコンテンツ部門マネージャー兼ライターで、NBA全チームをカバーするジョシュ・コーエン氏が選定した今季の「スモールフォワードTOP10」を紹介する。 ■1位:レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ) レブロンがNBA史上トップ5に入る選手であることに、大半の人が同意する。ある人は、彼はトップ3だと言う。ただ、レブロンがすでに最も偉大だと主張する人はほとんどいない。今季、彼がレイカーズを優勝に導いた場合、その議論はどう変わるか。レブロンはまだマイケル・ジョーダンほど多くのタイトルを獲得していないが、史上最高の選手だと示すことになるだろう。アシストでリーグ1位に立つ男が、NBA史上最高のパサーだと認められることも可能か。 ■2位:カワイ・レナード(ロサンゼルス・クリッパーズ) 今季どのコンビが最高か。その筆頭候補はロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスだ。しかし、ロサンゼルス・クリッパーズのレナードとポール・ジョージも遅れは取っていない。12月13日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦ではジョージが46得点、レナードが42得点を挙げ、ともに40得点以上を記録した史上21組目のコンビとなった。 ■3位:ジミー・バトラー(マイアミ・ヒート) イースタン・カンファレンスで昨季MVPのヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)よりも優れた選手はいない。しかし、今季ヒートに加入したバトラーよりもインパクトを与えるプレイを誰かがしたか、主張するのは難しいだろう。オールスター出場4回を誇る男は、平均リバウンドとアシストでキャリア最高を記録。得点でも平均21得点以上を叩き出している。3度のトリプルダブルも印象的だ。 ■4位:ポール・ジョージ(ロサンゼルス・クリッパーズ) オフに肩の手術を受けた影響で、開幕11試合を欠場したなか、復帰後いきなり2試合連続で30得点オーバー。今夏のベストトレードの1人と言っていい。今季最高のパフォーマンスは、相棒カワイ・レナードが42得点を挙げた12月13日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦の46得点だ。 ■5位:ブランドン・イングラム(ニューオーリンズ・ペリカンズ) ペリカンズは新人ザイオン・ウィリアムソンのデビューを熱心に待っているが、アンソニー・デイビスのレイカーズ放出で獲得したイングラムの覚醒に興奮しているだろう。平均25得点、シュート成功率は50%に迫り、3ポイントシュートも40%を超えている。公平な判断には時期尚早だが、今回のトレードは両チームにとって有益だったと言えるだろう。 ■6位:ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス) 現時点で新加入の司令塔ケンバ・ウォーカーは、カイリー・アービング(現ブルックリン・ネッツ)よりもセルティックスの若いコアとの相性が良さそうだ。その恩恵を受けている選手の1人がテイタムで、3年目で初めて平均20得点を超えている。試合終盤の競った局面での勝負強さも目を引くものがある。 ■7位:クリス・ミドルトン(ミルウォーキー・バックス) ミドルトンは現在リーグで最も勢いのあるドラフト2巡目指名の選手だ。元チームメイトのマルコム・ブログドン(インディアナ・ペイサーズ)が平均19.1得点、7.7アシストを挙げており、その上を行っていると断定するのは難しい。それでも、自身が出場した最初の20試合では、シュート成功率50%、3ポイントシュート成功率41%を記録。エースのヤニス・アデトクンボに次ぐ得点源として君臨している。 ■8位:ボーヤン・ボグダノビッチ(ユタ・ジャズ) 3ポイントシュート試投数180本で成功率45.6%と高数値をマーク。11月8日のミルォーキー・バックス戦では決勝のブザービーターを決めた。司令塔のマイク・コンリーの巧みなゲームメイクにより、平均得点もキャリアで初めて20得点を超えている。 ■9位:デマー・デローザン(サンアントニオ・スパーズ) スパーズの連続プレイオフ出場は今季で途絶えるかもしれない。3ポイントシュート成功率で1位(39.2%)を記録した昨季とは異なり、今季は22位(34.9%)に低迷。チームトップの平均20.9得点を挙げているデローザンはほとんど3ポイントを打たない(今季は16本中5本成功)ので、このカテゴリーで改善を図るのは難しい。 ■10位:TJ・ウォーレン(インディアナ・ペイサーズ) TJ・ウォーレンは今以上に評価されていい選手だ。シュート成功率50%、3ポイント成功率も37.9%を記録。リーグで最もホットなチームの一つであるペイサーズで、マルコム・ブログドン、ドマンタス・サボニスとともに確かな存在感を放っている。

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