ゴールデンステイト・ウォリアーズが、スポーツ・ビジネス・ジャーナル誌が選定する過去10年間で最も成功を収めたプロスポーツチーム『フランチャイズ・オブ・ザ・ディケイド(Franchise of the Decade)』に選ばれた。3度のリーグ優勝を始め、新アリーナのチェイス・センターの建設と開場など、革新的な方法を用いてビジネス面でも成功を収めてプロスポーツ界を牽引したことが評価された。 ウォリアーズの球団社長兼COO(最高執行責任者)を務めるリック・ウェルツは「様々なスポーツにおける素晴らしいチームが数多くあるなか、スポーツ・ビジネス・ジャーナル誌からこの栄誉をいただけることを大変嬉しく思います。過去10年間はファン、ビジネスパートナーなどに素晴らしい思い出を提供することができました。そしてそれは選手一人ひとりの努力と献身の賜物です」と喜びを表明している。 ウォリアーズはジョー・レイコブとピーター・グーバーが2010年にチームを買収したのを皮切りに、2011年にビジネス運営を監督するリック・ウェルツ、2014-15シーズンにはスティーブ・カーをヘッドコーチ、そしてゼネラルマネージャーにボブ・マイヤーズを迎え入れると、現在までにNBAにおける数々の記録を打ち立てることに成功した。 チームは3度のNBAタイトル獲得(2015、2017、2018)に加え、5年連続のNBAファイナル進出(2015〜2019)、1957年から1966年にかけてボストン・セルティックスが成し遂げた以降では初めてとなる355試合連続でのホームチケット完売(現地16日現在で進行中)などを達成。また2019年9月にはチェイス・センターをオープンさせ、現代スポーツにおいて最初にして唯一の私有財産のみで築き上げた民間アリーナの建設にも成功している。