現地12月6日、ワシントン・ウィザーズはジミー・バトラー率いるマイアミ・ヒートと敵地で対戦。ルーキーの八村塁が5試合連続の2桁得点となる14得点をマークし、エースのブラッドリー・ビールがチーム最多の23得点を挙げ奮闘するも、ホームでは負け知らずのヒートに103-112で敗れた。 第1Q(クォーター)、ヒートのビッグマンであるマイヤーズ・レナードやバム・アデバヨとマッチアップした八村が、ビールのアシストからレイアップを成功させ初得点。八村は途中でベンチに下がったが、第2Qにコートへ復帰すると連続で叩き込んだ2本のダンクを含む8得点を挙げた。その後、バトラーとのマッチアップでTO(ターンオーバー)を喫してしまうが、ゴール下で力強いプレイを見せた八村は前半だけで10得点をマークした。 接戦で迎えた後半、ビールへのダブルチームとダービス・ベルターンスの3ポイントを警戒した厳しいマンツーマン・ディフェンスに苦戦するも、イシュ・スミスとモリッツ・バグナーがコンビプレイで得点。第3Q、八村はベルターンスのブロックショットを拾いダンクを叩き込んだ。両者譲らず接戦で迎えた第4Q、スミスがアデバヨのショットブロックをかわす見事なリバースレイアップを決めると、ビールが21得点目となる3ポイントを沈めた。第4Q残り4分の場面で、八村のスティールからベルターンスの3ポイントへ繋げて健闘するも、ホームで8連勝中のヒートが終了間際に点差を広げ、連勝記録を更新した。 ヒートは、この日トリプルダブルを記録したバトラーがチーム最多の28得点、アデバヨが24得点、ルーキーのタイラー・ヒーローが22得点を挙げ勝利に貢献した。 21試合連続で先発を果たした八村は、39分の出場で14得点、6リバウンド、2アシストをマーク。ミドルレンジや3ポイントシュートが課題となる一方、ディフェンスやゴール下では堂々たる存在感を示した。