ルーク・ウォルトンHCを提訴した女性が訴えを取り消し

性的暴行容疑でサクラメント・キングスのルーク・ウォルトンHC(ヘッドコーチ)を提訴していた元スポーツキャスターのケリー・テナント氏が、訴えを取り消した。 取り消し請求は、現地12月3日にロサンゼルス最高裁判所で受理された。なお、訴えを取り消した理由については明らかにされていない。 ウォルトンHCの代理人のマーク・ボーテ氏は「訴えの取り消しがあったのは事実です。テナント氏は自主的に訴えを取り消したため、この件に関して訴えが起こされることは今後一切ありません」と、メールを通じて発表している。 テナント氏の代理人からは、まだ声明は発表されていない。 テナント氏は、ウォルトンHCがキングスのヘッドコーチに就任した今年4月に訴えを起こした。テナント氏は、ウォルトンHCがゴールデンステイト・ウォリアーズのアシスタントコーチをしていた2014年から2016年の間に性的暴行を受けたと訴えていた。その当時に訴えを起こさなかった理由について、テナント氏は「怖かったから」と答えていたという。 また、テナント氏は、ウォルトンHCがロサンゼルス・レイカーズのヘッドコーチになってからもハラスメント被害を受け続けていたと訴えていた。彼女は、ロサンゼルスのスペクトラム・スポーツネットとスポーツネット・LAでキャスターをしていた。 ウォルトンHCの代理人は、テナント氏の主張を全て否定していた。 今年8月、キングスとNBAは「調査の結果、本件に関する証拠は一切見つからなかった」として、ウォルトンHCに対して何も処罰を与えないことを発表している。

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