2019-20シーズン、「序盤戦ベストプレイヤー」記者アンケート

2019-20シーズンのNBAは、スケジュールの約4分の1を消化。ミルウォーキー・バックスとロサンゼルス・レイカーズがそれぞれカンファレンス首位に立っている。 今季はジェームズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ)とデイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)が1試合60得点を挙げ、2年目のルカ・ドンチッチがシーズン平均トリプルダブルに迫るハイパフォーマンスを披露。レイカーズのレブロン・ジェームズも平均25.4得点、7.0リバウンド、そしてリーグトップの10.8アシストの好成績で新加入のアンソニー・デイビスを巧みにサポートしている。 ここでは、序盤戦の「ベストプレイヤー」について考察。「NBA.com」に寄稿する熟練の記者5人は、こぞって昨季MVPの名前を挙げた。 ■スティーブ・アシュバーナー記者:ヤニス・アデトクンボ 昨季MVPはほぼすべてのカテゴリーで成績、あるいは生産性がアップ。3ポイントシュートも1試合の平均試投数が5本(成功率31.8)と意欲が増している。リーダーシップにも磨きがかかり、現時点では代わりのMVP候補を探す行為自体が間違いだと思う。 ■ショーン・パウエル記者:ヤニス・アデトクンボ 彼は毎晩ゲームを支配し、常にフロアで最高の選手であることを誇りに思っているようだ。とはいえ、2年目のルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)がオールスターまで今の勢いを継続すれば、アデトクンボは抜かれるだろう。年齢に基づく実績も加味して評価すれば、ベストプレイヤーは35歳になるレブロン・ジェームズだ。 ■ジョン・シューマン記者:ヤニス・アデトクンボ 攻守でリーグ上位につけるバックスの文字通り「原動力」だ。ジャンパーは依然として課題だが、ゴールから彼を遠ざけることも不可能のままだ。ペイント内での1試合平均得点も2002-03シーズンのシャキール・オニールに次ぐ高数値(17.5点)だった昨季よりもさらに上積み(18.7点)している。彼は毎晩プレイし、主導権を渡さない。 ■セコー・スミス記者:ヤニス・アデトクンボ アデトクンボは昨季同様、今季も止められない。これだけ伸びしろのある選手は驚異的だ。攻守両面で優れているのは、彼がトッププレイヤーだという証だろう。彼の背後にはレブロン・ジェームズ、ジェームズ・ハーデン、ルカ・ドンチッチと強力な対抗馬がいるが、"The Greek Freak"(アデトクンボの愛称)を推したい。 ■マイケル・C・ライト記者:ヤニス・アデトクンボ ルカ・ドンチッチの成績が際立っているのは間違いないが、この議論の対象とするのはまだ早すぎる。“キング・レブロン”の功績にも敬意を表するべきだろう。それでも、ここではアデトクンボを挙げたい。得点とリバウンドで1試合平均の数字をアップさせ、Player Efficiency Rating(効率指標)も上がっている。3ポイントシュートの試投数が増えているのも見逃せない点だ。

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