公の場で審判を批判したロサンゼルス・レイカーズのルーク・ウォルトンHC(ヘッドコーチ)に対し、NBAは15000ドル(約170万円)の罰金を科すことを発表した。この発表は、NBAのバスケットボール運営・エグゼクティブ・バイス・プレジデントのキキ・バンダウェイ氏によって行われた。 現地10月22日にロサンゼルスのステイプルズ・センターで行われた試合で、レイカーズはオーバータイムの末に143対142でサンアントニオ・スパーズに敗れた。ウォルトンHCは、この試合後のインタビューで以下のようにコメントしていた。 「私は罰金を科せられたくないから文句は言わないようにしている。だが、今回ばかりは我慢できない。普段、ペイント内で74得点しているレイカーズが、この試合では50得点しかできなかった。その上、スパーズの方がフリースローの機会が多かった。彼らは38本もフリースローを試投したんだ(レイカーズは26本)。私がテクニカルファールをコールされた場面を見てくれ。あの時、レブロン・ジェームズが腕にどんなファールをされていたかをね。1つ前に対戦したヒューストン・ロケッツのジェームズ・ハーデンとクリス・ポールは、同様のファールを受けてフリースローを貰い、その試合で合計30本もフリースローを試投したんだ。我々は、いつもならペイント内で70得点できるチームなんだ。それから、この試合のジョシュ・ハートのプレーを見てくれ。彼は、今晩40分プレーし、その間ずっとゴールにアタックし続けた。だが、フリースローのチャンスは1回も貰えなかった。ゼロだ。彼は若いから、ファールが貰えないのも理解できる部分はある。だが、審判は、試合中にフロッピングをし続けて合計100mも飛び回っている選手ではなく、正しいプレーをしようとしている選手に敬意を払ってほしい。フロッピングをする選手は、どうやったらファールコールを貰えるかということばかり考えている。彼らは、審判から敬意を払われていない選手が果敢にゴールにアタックしてきたら、迷わず体を当てにいくんだ。そんなのは間違っている。」