クリーブランド・キャバリアーズのケビン・ラブが、自身に関するトレードの噂についてコメントしている。再建モードに入っているキャバリアーズにおいて、ラブの契約は来季以降に3年約9000万ドル(約98億円)が残っている。こうした背景からラブがシーズン途中にトレードされる可能性が語られ、インサイドの補強が急務であるポートランド・トレイルブレイザーズ、ダラス・マーベリックス、デンバー・ナゲッツ、マイアミ・ヒートらが候補に挙げられているのだ。 自身の去就についてラブは、「どんな結果になろうと従うつもり」と言う。「ここが若いチームであることは知っている。クリーブランドにとって正しいことをするつもりだ。再建や若返りをしたいチームもあれば、NBAファイナルを戦ったり、プレイオフ経験の豊富な選手を求めているチームもある。何が起こるかは分からない」 背中の痛みにより現地25日のブルックリン・ネッツ戦を欠場したラブだが、今シーズンはここまで1試合平均17.9得点、11.8リバウンド、3ポイントシュート成功率36%を記録している。一方でチームは、5勝12敗でイースタン・カンファレンス13位に沈んでいる。 このままラブが在籍し続けたとしても、キャバリアーズがプレイオフ進出を果たすのは厳しいと見られている。ただ、彼自身からチームに放出を求めるつもりはない。そして、過去にはパニック障害に苦しんだ経験もある中、今はクリーブランドで心身ともに問題なく過ごせていると語る。 「チーム加入初日からクリーブランドに全てを捧げている。チームが不安定な時もあるし、素晴らしい時もあることは分かっている。ただ、僕は今、コート内だけでなくコート外でも自分の人生におけるバランスを見つけられているんだ」