1999年11月3日(現地時間)、当時オーランド・マジックのヘッドコーチをしていたドック・リバース氏はデトロイト・ピストンズ戦でNBAヘッドコーチとしての初勝利を飾った。それから約20年かけて、リバース氏は『エリート・クラスのコーチ』の仲間入りを果たした。 現地11月7日に行われたポートランド・トレイルブレイザーズ戦にクリッパーズが勝利したことにより、リバースHC(ヘッドコーチ)は、NBAヘッドコーチとしてのキャリア通算900勝目を記録した。彼は、キャリア通算900勝に到達したNBA史上13人目のコーチだ。これまでに、この記録に到達したのは、ジェリー・スローン、ディック・モッタ、レッド・アワーバック、ビル・フィッチ、リック・アデルマン、ラリー・ブラウン、フィル・ジャクソン、ジョージ・カール、パット・ライリー、グレッグ・ポポビッチ、レニー・ウィルキンズ、ドン・ネルソンの12名だ。 試合後のロッカールームでモントレズ・ハレルによる祝福の水攻めに合ったリバースHCは、彼をマジックのヘッドコーチに推薦したチャック・デイリー氏をはじめとする沢山の人々への感謝の言葉を述べた。 「これは、私を支えてくれた多くの人々によって作られた記録だ。選手こそが、何よりも重要なことだ。選手のおかげで、私はヘッドコーチをやれている。試合の結果を左右するのは選手のシュートだ。だから、この記録は彼らの功績なんだ」 あと35勝すると、リバースHCはモッタ氏の記録を抜いてNBA歴代12位に浮上する。例年のクリッパーズの勝ち星を加味すると、リバースHCは今シーズン中にNBA歴代10位にランクアップする可能性がある。彼は、あと39勝でアワーバック氏を抜いて歴代11位になり、あと45勝するとフィッチ氏を抜いて歴代10位にランクアップする。