現地4日、ゴールデンステイト・ウォリアーズが、本拠地でポートランド・トレイルブレイザーズと対戦。左手骨折のステフィン・カリーに加え、ドレイモンド・グリーン、ディアンジェロ・ラッセルも欠場する中、34得点、13リバウンドを挙げた新人エリック・パスカルを筆頭に若手選手たちが躍動し、127対118で勝利した。 今季5試合目のホームゲームでようやく初勝利を挙げたウォリアーズは、これで今季2勝5敗とした。一方、連敗のブレイザーズは3勝4敗で黒星が先行している。 第1クォーターから一進一退の攻防が続くが、ウォリアーズは同点で迎えた第4クォーター残り7分から連続12得点で抜け出す。ブレイザーズも39得点を挙げたデイミアン・リラードの奮闘で、なんとか追い上げを図る。しかし、残り1分40秒、ウォリアーズはオフェンシブ・リバウンドを奪ったパスカルがそのままプットバックダンクを叩きこんで117対105とすると、あとはファウルゲームで得たフリースローを確実に決めて逃げ切った。 この日のウォリアーズは、昨シーズンのプレイオフ、ウェスタン・カンファレンス決勝でブレイザーズを撃破した時に出場していた選手は1人もいなかった。さらに相次ぐ故障者によって出場できたのはわずか9名で、そのうち3名は新人という若い布陣だったが、見事に難敵を撃破した。 ヒーローとなったパスカルは、この日が23歳の誕生日で、現地2日のホーネッツ戦(25得点)に続く活躍。ウォリアーズの新人で2試合連続25得点以上をあげたのは、2010年4月4日から11日にかけて5試合連続で達成したカリー以来となる。 また、今日の34得点はグリズリーズのジャ・モラントが現地10月27日のネッツ戦であげた30得点を上回り、現時点における今季のルーキー1試合最多得点だ。