ふとした時に、私たちはバスケットボールと人生が密接に関係していることを再認識する。実は、シーズンやキャリアを通じて選手やコーチたちが絆を深めることこそが、何よりも大きな意味を持つのだ。 ミネソタ・ティンバーウルブズのフリップ・ソーンダース元HC(ヘッドコーチ)の4周忌にあたる現地10月25日、ウルブズは敵地でシャーロット・ホーネッツを121-99で下し、開幕2連勝を飾った。その試合で指揮を執ったのは、フリップの息子で、現在ウルブズのヘッドコーチを務めているライアン・ソーンダース氏だ。 前回ウルブズが開幕2連勝をしたのは、フリップが亡くなって5日後の2015年10月30日(現地時間)だった。 ホーネッツ戦後、カール・アンソニー・タウンズをはじめとするウルブズの選手たちは、この試合のウィニングボールをソーンダースHCに贈呈し、ライアンとソーンダース家の人々への敬意を表した。 ウルブズは今後もフリップのことを偲び続けるだろう。しかし、ライアンは気を引き締め直してチームの未来を見据えているようだ。