マイケル・ポーターJr.がNBAデビューに向けて準備万端

昨年のNBAドラフト1巡目全体14位でデンバー・ナゲッツに指名されたマイケル・ポーターJr.は、大学時代に負った怪我の影響で昨シーズンを棒に振った。そして今年、待ちに待ったNBAデビューに向けて、ポーターJr.は着々と準備を整えている。 プロ選手になったポーターJr.に最初に訪れた大きな変化は、食生活の面だ。これまでベジタリアンとして育ってきたが、プロ入り1年目の昨シーズン、彼はデンバーの有名な朝食スポット『Snooze』でベーコンと衝撃の出会いをしたのだ。その時の様子について、ポーターJr.はAltitude Sportsのインタビューで以下のように語っている。 「俺がオーダーした食べ物の中にベーコンがあったんだ。あの味を知ったら、もう後戻りはできない。それ程までに、あの店のベーコンは絶品だったんだ」 ポーターJr.は意図的にウェイトを増やす必要があったため、ナゲッツのスポーツ・パフォーマンス・スタッフは彼の食事に鶏肉や魚を取り入れた。そのおかげで、彼は昨年に比べて6〜7kg体重を増やせたそうだ。しかし、NBAのコートでプレイするためには、まだ体重を増やす必要がある。 NBA1シーズン目を迎えるポーターJr. に必要なのは、身体作りだけではない。彼はチームメイトとの連携を学ばなければならないのだ。 大学までのポーターJr.は、チームのトップ・スコアラーとしてオフェンスの間ずっとボールを保持していた。しかし、ナゲッツには、オールスター選手のニコラ・ヨキッチや、得点力の高いガードのジャマール・マレーらがいるため、ポーターJr.はオフボール(ボールを持っていない時)の動きを学ばないといけない。 プレイスタイルがガラリと変わることについて、ポーターJr.は「ニコラ、ポール(ミルサップ)、ジャマール、ギャリー(ハリス)といった素晴らしい選手たちとプレイすることになるので、俺の役割は自ずと変わってくる。もう、俺はたくさん点を取ることを意識しなくてもいいんだ。その分ディフェンスやリバウンドやプレイメークといった部分に力を入れることになる。自分の役割によってチームがより良くなる効果的な方法を探らないといけないんだ。ナゲッツは素晴らしいチームだからね。俺は、チームを良くするためなら何でもするよ」とコメントしている。 具体的にどのような変化が必要になるかと聞かれたポーターJr.は、以下のように語っている。 「オフボールの動きを学ぶことが第一だ。俺は背が高いから、味方にとって良いターゲットになる。だから、俺は味方がドライブした時に上手くカットする方法や、リム周辺の決定力、即座にキャッチ&シュートを打てる技術、フリーの場所を見つけて高確率のシュートを決める力を付けないといけない。コーチ陣も、俺にとって最適なオフボールの動きを指導してくれているよ。ナゲッツのコーチ陣は、俺のことを型にはめようとしないから大好きなんだ。彼らは俺のプレイスタイルを見て、俺がプレイしやすい方法を教えてくれる」 ポーターJr.は、膝の怪我により今年のサマーリーグにも出場できなかったが、現地10月1日に始まるナゲッツのトレーニング・キャンプには万全の体調で臨めるようだ。 「すごく興奮しているよ。ここ最近の数週間は、とても良い練習ができた。(FIBAワールドカップに出場していた)ニコラとフアンチョ(エルナンゴメス)以外のチームメイト全員が練習に参加した。だから、俺たちのチームワークはもうバッチリだ。トレーニング・キャンプが今から楽しみだよ」

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