依然としてクリス・ポールに興味を示すヒート

今オフにヒューストン・ロケッツからオクラホマシティー・サンダーへトレードされたクリス・ポールは、一時マイアミ・ヒートに再トレードされるという噂が流れていた。34歳のベテランPGであるポールのサラリーは、新シーズンだけで3850万ドル(約41億円)にも上ることから、他チームはサラリーをマッチさせることが困難となることが予想されていた。ヒートは、ポールの多額のサラリーを吸収する代わりとして、サンダーにドラフト1巡目指名権2つを要求したが、チーム再建を図るサンダーが貴重なドラフト指名権を手放すことを拒んだため、今オフの交渉は破談に終わっていた。 こうして、サンダーのロスターに登録されたまま新シーズンを迎えることとなったポールのトレードについては、今オフに新チームと契約を結んだ選手のトレードが解禁される12月15日以降まで持ち越しとなった。そんな中、ポールとヒートが依然として相思相愛であると、米スポーツメディア大手The Athleticsのシャムズ・シャラニア記者が報じたことから、ポールのヒート移籍説が再熱している。シャラニア記者は、ヒートが新シーズンの状況を見定めた上で、ポールのトレードに関する新たな交渉をサンダーに持ちかけるのではと分析している。 ポールが、新シーズンのサンダーでトップレベルなパフォーマンスを見せることができれば、全盛期を過ぎた選手としては多額なサラリーであるとはいえ、ヒート以外にもプレイオフで上位進出を狙う複数チームから興味を引くことが予想される。 ロケッツに所属していたポールは昨季、1試合平均15.6得点、4.6リバウンド、8.2アシストをマークしている。得点とアシスト数においてはキャリア平均を下回る形となってしまったが、ハーデンを中心としたアイソレーションオフェンスを推し進めていたロケッツを去り、ロケッツと比してボールムーブメントに重きを置くサンダーに移籍したことで、ポールの新シーズンのスタッツが上がると米スポーツメディアThe Ringerのダン・デビーン氏は分析している。 クリス・ポールの今後に再び注目が集まっている。 スポヲタ:ビタラフ アドル

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