世界中の若いバスケットボール選手にとって、NBAにドラフトされることは大きな夢だ。 マリアル・シェヨックは、その目標を叶えた時に街中の人々と自身の夢を共有した。 今年6月に行われたNBAドラフトの2巡目全体54位でフィラデルフィア・76ersに指名された24歳のシェヨックは、カナダの首都オタワの出身者として初めてNBAにドラフトされた選手となった。 そしてドラフトから数ヶ月後、オタワの街は、地元出身の若者の偉業を讃えた。 今夏の上旬に行われたCFL(カナディアン・フットボール・リーグ)のオタワ・レッドブラックスの試合で、シェヨックはVIP待遇を受け、満員の観衆の前で功績を讃えられたのだ。 シェヨックは、その時の気持ちを「地元のみんなの前で讃えられて嬉しかったです。NBAにドラフトされた初のオタワ出身者を、街のみんなが祝福してくれました。みんなが私と同じ気持ちになってくれたんです」と語った。 シェヨックはオタワの南端の街で育った。子供の頃、彼は近所のコートでよくピックアップゲームを楽しんでいた。 「私たちは、そのコートを『The Cage』と呼んでいました。高校に入るまでは、ずっとそのコートで遊んでいました。夏には、毎日ピックアップゲームをしました」 シェヨックによると、オタワの人々は生まれながらにして親切心を持っており、それが今日の彼の人間性を形成したと語っている。 「オタワは世界で最も素晴らしい街だと思います。カナダでは、良い人間でいることが美徳とされているのです」 さらに、シェヨックはNBA1年目を迎える心意気について以下のようにコメントした。 「これからは、今までテレビで観ていた選手たちと一緒にコートでプレーすることになります。決して気後れすることなく、全力を尽くしたいと思います。オタワでは、全ての人々が良い1日を過ごしています。私もNBAで良い日々を送りたいと思っています。良い選手でいられるように努力すれば、悪い日は少なくなるはずです」