ダービン・ハムから指揮官の座を引き継いだJJ・レディックHC(ヘッドコーチ)は、コーチ未経験ながらロサンゼルス・レイカーズの立て直しという大仕事を託されている。現代では多くのデータや情報を計測可能でコーチングに生かすことができるが、そうしたものに囚われてしまうのも良くない。レディックHCはデータ分析を好む一方で選手経験が豊富なため、双方のバランスを取ることが大切と考えているようだ。細部に目を配りつつも、最終的には「選手がハッピーならそれでいい」と話している。 そんななか、オースティン・リーブスは「これまでは全部流していた。練習でどれだけ走ったかを実際に見たのは昨日が初めてだった。約8㎞キロだったかな」と、あまりデータを重視していなかったと明かしている。それでもレディックHCによる分析が自分の成長につながる可能性を感じているようだ。 「僕はフィーリングや流れに任せてプレイすることが多い。でも、何が効果的で何が効果的でないかを見極めるために、数字が足かせになったり、ちょっとした後押しになったりする状況もあると思う」 さらにリーブスは、「数字は嘘をつかないし真実がたくさんある。でも試合には流れや感覚もあるんだ。彼は元選手だから、試合中のアップダウンや数字から離れるべき状況を知っている。彼は分析や数字に強い人だから、自分がもっと寄り添うことで、どうすれば自分がもっと良くなれるかを見るのがとても楽しみだ」と、レディックHCの分析に期待を寄せていると語っている。 レイカーズは日本時間10月5日(現地4日)に、ミネソタ・ティンバーウルブズとプレシーズン初戦を行なう。