今日は何の日 〜キャバリアーズがカイリー・アービングをセルティックスにトレード〜

2017年8月30日、クリーブランド・キャバリアーズがカイリー・アービングをボストン・セルティックスにトレードした。 2011年のドラフト1巡目1位でキャバリアーズに指名されたアービングは、1年目から圧倒的なパフォーマンスを披露し新人王を獲得。2年目には早くもオールスターに出場した。アービングの活躍に伴いチームの成績も徐々に向上していったが、プレイオフには届かずというシーズンが続いた。 転機となったのは2014年オフ、レブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)が4シーズンぶりにマイアミ・ヒートから出戻ったこと。現役最高のオールラウンダーの加入で、アービングのオフェンス力を活かせるようになったキャバリアーズは大きく躍進。2014-15シーズンはアービング初となるプレイオフ、さらにはファイナルまで到達した。さらに翌2015-16シーズンは再びファイナルに進出すると、王者ゴールデンステイト・ウォリアーズを相手に前年の雪辱を晴らし優勝。ついにチャンピオンリングを手に入れた。 しかし、アービングは冒頭の通り2017年オフにキャバリアーズを離れる決意をする。当時はレブロンのリーダーシップが気に入らなかった、自分がリーダーになりたかったなどという噂が流れていた(後年アービングはレブロンがキャバリアーズを去るのを予感していたとも語っている)。 2017-18シーズンはセルティックスのチームプレイに順応、チームも順調に勝ち星を重ねていたが、アービング自身はシーズン終盤の4月に負傷してプレイオフに出場できなかった。それでもセルティックスはカンファレンス・ファイナルまで到達し、翌シーズンへの期待感を残してシーズンを終えた。 ところが、次のシーズンはチームが半ば空中分解、アービングやヘイワードが戻り増加したはずの戦力を活かせず、プレイオフでもカンファレンス・セミファイナルで敗退してしまう。シーズン途中話題になったのは、アービングがレブロンにした電話だった。「俺はリーダーになりたかったけど、自分が全てだと思っている若いプレイヤーをまとめるのがこんなに大変だとは思わなかった。キャバリアーズでは俺がその若手で、レブロンはリーダーとして苦労した。だから電話で謝ったんだ」とアービングはメディアに打ち明けたのである。しかし、この発言は暗に自チームの若手を批判しているのと同じだと、かえってアービング自身に批判が集まった。 アービングは今オフにブルックリン・ネッツへ移籍、再出発を図っている。

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