1989年8月26日、カリフォルニア州ロサンゼルスでジェームズ・ハーデンが生まれた。 ハーデンは、2009年のドラフト1巡目3位でオクラホマシティ・サンダーにドラフトされた。2008年ドラフト後にシアトル・スーパーソニックスからオクラホマシティ・サンダーに名称を正式に変更したため、ハーデンがサンダーとして選んだ初めてのルーキーとなった(ただし、2008-09シーズン開幕時点ではすでにオクラホマシティ・サンダーになっていたため、最初の1巡目ルーキーはラッセル・ウエストブルック)。 1年目こそ3位指名としては物足りない成績だったハーデンだが、サンダーに在籍した3シーズンで年々成長。サンダーでの最後のシーズンではシックスマン賞を受賞し、同チームのファイナル進出に大きく貢献した。 2012-13シーズンにヒューストン・ロケッツへ移籍して以降はMVP受賞1回、得点王2回、アシスト王1回、オールスター出場7回、オールNBAファーストチーム入り5回と、NBAでもトップ選手の一人に数えられるまでになった。なお、サンダー時代のチームメイトだったケビン・デュラント、ラッセル・ウエストブルックもMVPを受賞しており「もしハーデンがサンダーに残っていたら」はNBA史に残るifとして、ファンの間でもしばしば議論になっている。 今年のオフ、そのサンダー時代のチームメイトの一人であり、MVP受賞者であるウエストブルックがロケッツに加入した。ハーデンとウエストブルックという個人能力は高いがボール保持時間の長い二人が、一体どんな試合を見せてくれるのだろうか。今シーズンのロケッツは要注目である。