渡邊雄太「最後に勝ち切れたのは自信につながる」

8月24日に行なわれたドイツ代表との一戦で、20点、6リバウンド、2スティールを挙げて日本代表の勝利に貢献した渡邊雄太(メンフィス・グリズリーズ)が、試合後の記者会見で劇的な逆転勝利を振り返った。 「リバウンドなど、課題はまだまだ多く残っています。ドイツは昨日今日と連戦だったことで、疲労も多少はあったと思います。ただ、その中でも、前半に離された時間帯もありながら、諦めずにみんなで粘って、最後に勝ち切ることができたことはすごく自信につながります。ワールドカップに向けても大きな一勝になったと思います」と、課題を振り返りつつ、8月12日のニュージーランド戦以来となる勝利を喜んだ。 また、「徐々に自分たちも力をつけてきていると今日の試合で感じたし、世界との距離も近づいていると思う。ドイツに3ポイントを39本も打たれたが、最後までコンテストしに行ったからこそ成功率を25.6%に抑えられた」と、チーム一丸となってディフェンスで奮闘した点を勝因に挙げた。 同じく会見場に姿を現した八村塁(ワシントン・ウィザーズ)は、「試合には勝ったが、リバウンドはすごく負けてしまった(日本33本/ドイツ43本)。リバウンドを修正すれば僕らはさらに強くなると、今日の試合で分った。短い期間だけどチームで克服していくしかない」と課題を指摘しつつ、「今日の勝ちは自信につなげていきたい」と前向きに語った。 なお、八村は試合前にシュートチャレンジで来場していた大相撲の横綱・白鵬から「八村君、頼むよ」と声をかけられたことについて、「プレッシャーに感じた」と笑いながら明かしつつ、「チーム全体が勇気づけられた」と喜んだ。 計51点(八村31点、渡邊20点)をたたき出したNBAコンビは、強豪から金星を挙げても決して気を緩めることなどなかった。2人が率いる日本代表は、明日25日にさいたまスーパーアリーナでチュニジア代表と最後の親善試合に臨み、8月31日のワールドカップ本番を迎える。

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