ロサンゼルス・レイカーズは、今オフにフリーエージェントで獲得したセンターのデマーカス・カズンズが負傷したことを受け、複数のベテラン・センターをワークアウトすることを視野に入れているようだ。 ESPNのエイドリアン・ウォジナロウスキー記者とLos Angeles Timesのタニア・ギャンガリ記者によると、レイカーズはベテラン・センターのドワイト・ハワード、ジョアキム・ノア、マリース・スペイツの個別ワークアウトをするようだ。さらに、彼らはマーチン・ゴータットのワークアウトもする可能性があると、ウォジナロウスキー記者は報じている。 ハワードは現在はメンフィス・グリズリーズに所属しているが、グリズリーズ側は喜んでハワードを差し出す構えだと、ウォジナロウスキー記者はリポートしている。 先週、個人練習中に膝の前十字靭帯を断裂したカズンズが無期限の戦線離脱となったため、レイカーズのフロントコートを任せられる選手はアンソニー・デイビス、ジャベール・マギー、レブロン・ジェームズの3名になっている。 33歳のハワードは、背中の手術により昨シーズンはワシントン・ウィザーズで33試合にしか出場できなかった。その間の彼の成績は1試合平均12.8得点、9.2リバウンド、フィールドゴール成功率62.3%だ。 ハワードは2012-13シーズンにレイカーズでプレーした経験がある。オーランド・マジックとの電撃トレードでレイカーズに加入したハワードは、1試合平均17.1得点、12.4リバウンド、1.4アシスト、2.4ブロックという好成績を残したものの、当時チームのエースだったコービー・ブライアントとの関係は良好ではなく、結局、彼は2013年のオフにヒューストン・ロケッツと契約する道を選んだ。 2013-14シーズン以降、ハワードはロケッツ(2013年から2016年まで)、アトランタ・ホークス(2016-17シーズン)、シャーロット・ホーネッツ(2017-18シーズン)、ウィザーズ(昨シーズン)、グリズリーズといったチームを転々としている。 昨年10月にニューヨーク・ニックスから解雇された後、12月上旬にグリズリーズと契約したノアは、昨シーズンはグリズリーズの控えセンターとして42試合に出場し、1試合平均16.5分間のプレーで平均7.1得点、5.7リバウンド、2.1アシストを記録した。ニックス時代にジェフ・ホーナセック元HC(ヘッドコーチ)と喧嘩をしたノアは2017-18シーズンは7試合にしか出場できなかったが、昨シーズンのプレーぶりによって、まだまだ健在なところを見せつけた。 ゴールデンステイト・ウォリアーズの2015年の優勝に貢献したスペイツは、NBAで10シーズンのキャリアを積んできたが、昨シーズンは中国の広州・ロングライオンズでプレーする道を選んだ。NBAで最後のシーズンとなった2017-18シーズン、彼はマジックで1試合平均7.7得点、2.6リバウンドという成績を残している。 マジック時代の2007年から2010年までハワードとチームメイトだったゴータットは、昨シーズンはロサンゼルス・クリッパーズの一員としてシーズンをスタートさせた。昨シーズン、彼は47試合に出場して1試合平均5得点、5.6リバウンド、1.4アシストを記録したが、今年の2月上旬にチームから解雇された。彼は、マジック、ウィザーズ、クリッパーズ、フェニックス・サンズでプレーした12シーズンのキャリアで、1試合平均25.7分間、9.9得点、8リバウンド、1.1ブロックという成績を残している。