今年のNBAドラフト1巡目全体1位指名でニューオリンズ・ペリカンズに入団したザイオン・ウィリアムソンが、NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)のニューオリンズ・セインツの練習を視察した際に驚異的な身体能力を見せつけた。 ウィリアムソンの動きを見て、セインツのショーン・ペイトン監督は「彼はNFLでも複数のポジションをプレーできるだろう。ディフェンシブ・ラインやタイト・エンドが彼に合うだろうし、クォーター・バックもできるかもしれない」とコメントしている。 ゲイル・ベンソン氏が所有するNFLのセインツとNBAのペリカンズは、共通のトレーニング本部を使っている。その関係で、セインツはウィリアムソンを練習に招いたのだ。この練習中に、彼はセインツの控えクォーター・バックのドリュー・ブリーズと『クォーター・バック対決』もしたそうだ。約50ヤード先のバスケットボール・リングに向かってフットボールのボールを投げるという対決で、ウィリアムソンはあわやゴールを決めるところだったそうだ。 SiriusXMのインタビューに対し、ペイトン監督は「セインツは7巡目でウィリアムソンを指名しようと考えていたんだ。でも、もしそうしていたら、彼は離れた2箇所の駐車場を使い分けないといけなかったね」と、ジョークを飛ばした。 また、どのポジションでウィリアムソンを育成したいかと聞かれると、ペイトン監督は「ディフェンシブ・ラインとタイト・エンドをはじめとした5つのポジションのコーチが、ウィリアムソンを育成したいと主張しているよ(笑)。とにかく、彼は凄い才能を持っている。彼のような選手がペリカンズに入団したことを嬉しく思っている。NFLチーム用とNBAチーム用とで使用する駐車場は離れているけれど、勝利への考え方に関しては、我々は共通の文化を持っているからね」とコメントした。