ヒューストン・ロケッツが、先日のトレードでオクラホマシティ・サンダーから獲得したラッセル・ウェストブルックの入団記者会見を行った。 ウェストブルックは、2012年までサンダーでチームメイトだったジェームズ・ハーデンと再び一緒にプレーする準備ができているようだ。 入団会見で、彼はハーデンと共にプレーすることについて以下のように語っている。 「何かを勝ち取るためには、自分のプレースタイルをある程度犠牲にすることが必要だ。俺たちは、二人共そのことを理解している。俺たちは、優勝という共通の目標を掲げていることを理解しているし、そのために自分たちがやらなければならない事も分かっている」 ウェストブルックは、クリス・ポールと複数の指名権とのトレードでサンダーからロケッツに移籍した。ロケッツのダリル・モーリーGM(ゼネラルマネージャー)は、入団会見の会場でウェストブルックの隣に座り、以下のようにコメントした。
「我々がこの場に座っている理由はただ1つだ。それは、ロケッツを次のステップに導くということだ。その目標のために、我々は何年も努力を続けていた」 2017年のシーズンMVPを受賞しているウェストブルックは、これまでの11シーズンにおよぶNBAキャリアをサンダー一筋でプレーしてきた。彼とハーデンは、NBA選手になって最初の3シーズンはサンダーで一緒にプレーしている。彼らは2人ともボールを長く持つタイプの選手だが、一緒にプレーすることには何の問題も無いようだ。 ウェストブルックは、ハーデンとの共存について「その点は何も心配していない。ジェームズも心配していないはずだ。俺はオフ・ボール(ボールを保持せずに動いてオフェンスのチャンスを伺うこと)でもプレーできるし、ボールを持たなくても試合にインパクトを与えることができる。俺はボールを持つこと以外でも色々なことができる。俺たちには勝つチャンスがあるんだ」と語っている。 ハーデンは記者席の最前列でウェストブルックの会見を見守っただけで、インタビューに応じたり壇上で話すことは一切しなかった。だが、彼はウェストブルックのコメントやジョークにしばしば反応していた。 ウェストブルックは、ポートランド・トレイルブレイザーズと対戦した今年のプレイオフ・ファーストラウンドのプレスカンファレンスで終始不機嫌そうな態度をしており、記者の質問に答えずに「次の質問は?」と言ったことなどが問題視されていた。しかし、この日の会見では、彼は非常に上機嫌な様子で、何度も笑顔を見せ、たくさん笑っていた。 彼は、「自分自身について、ファンに知っておいてほしいことは?」と記者に質問されると、「俺がナイスガイだってことさ」と即答した。