オクラホマシティー・サンダーは、ヒューストン・ロケッツとのトレードで獲得したオールスター選出9度を誇るポイントガードのクリス・ポールを「できる限り早く放出したい」と考えていると、ESPNのエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じた。 ウォジナロウスキー氏によれば、ポールの移籍先として有力なのはマイアミ・ヒートだという。 「The Athletics」のブレット・ドーソン記者とマイケル・リー記者は、ポールとポール・ジョージが絡んだ大型トレードが報じられた直後に、サンダーは来期のロスターにポールを含むことについて前向きであると報じた。しかし、ESPNの「Get Up!」に出演したウォジナロウスキー氏は、チームはポールがサンダーのユニフォームを着ることを望んではいないと語っている。 サンダーとロケッツのトレードが報じられる前、ウォジナロウスキー氏はロケッツが3チーム間トレードで、より適したチームへポールを送ることを試みていると報じていたが、結果的にサンダーがポールを引き受けることとなった。 ポールのトレードパートナー探しの一番の障害になっているのが、彼の多額のサラリーだ。全盛期と比べてパフォーマンスが低迷している34歳のポールの契約は、最終年の4420万ドル(約48億円)のプレーヤーオプションを含む3年1億2410万ドル(約134億円)が残っている。 一方、サンダーとロケッツのトレードが成立する前、ヒートはウェストブルックに関するトレード交渉をサンダーと行っていたと報じられていたが、「Miami Herald」のバリー・ジャクソン記者によれば、ヒートはウェストブルック獲得と引き換えに、複数の有望な若手やドラフト指名権を放出することを嫌がったという。そして、ウェストブルックがサンダーに流れた今、ヒートは次なるターゲットとしてポールを狙うことが予想されている。 「The Athletics」のサム・アミック記者によると、ポールの代理人であるレオン・ローズ氏は、近日中にサンダーのサム・プレスティGM(ゼネラルマネージャー)とミーティングを行い、ポイントガードの将来について話し合うことが予想されているようだ。 クリス・ポールは来期にどのチームのユニフォームを着ることになるのだろうか。今オフの選手の移動はまだまだ続きそうだ。 スポヲタ:ビタラフ アドル