ドワイト・ハワードは解雇されてしまうのか?

ワシントン・ウィザーズとのトレードで8度オールスターに選出されているドワイト・ハワードを獲得したメンフィス・グリズリーズは、ハワードを維持するつもりはないようだ。 「The Athletic」のオマリ・サンコーファ記者によると、このトレードはグリズリーズがサラリーの整理をするために行ったものだという。また、ESPNのエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によれば、グリズリーズはC・J・マイルズと来期の560万ドル(約6.1億円)のプレーヤーオプションを行使したハワードの交換で310万ドル(約3.4億円)を節約したという。 2004年のNBAドラフト全体1位指名でオーランド・マジックに入団したハワードは、ルーキーイヤーから即戦力として活躍し、シーズン開幕戦では12ポイント、10リバウンド、4ブロックといきなりダブル・ダブルを記録。その後も幾つかの最年少記録を更新したハワードは、当時リーグ最強センターと呼ばれていた。 2012年に12選手が絡む大型トレードでロサンゼルス・レイカーズへ移籍してからのハワードは、複数球団を転々としている。 昨シーズンを前にウィザーズと契約したハワードはセンターとして期待されていたが、プレシーズンから臀部に痛みを抱えており、シーズン途中の11月に腰椎椎間板ヘルニア手術を受けることとなった。 怪我に悩まされた33歳のベテランの昨季は、わずか9試合の出場で幕を閉じている。限られていたプレータイムの中でハワードは、平均12.8ポイント、9.2リバウンドを記録した。 最初の8年のキャリアをマジックでプレーした以降は、度々ユニフォームを変えることが多かったハワード。ここ4シーズン続けてチームを変えているハワードのグリズリーズ入団は、2016年以降、彼にとって5つ目の球団となった。 近年は全盛期と比べ、ハワードのパフォーマンスが懸念されている一方で、健康なときは生産性があることも証明している。シャーロット・ホーネッツでの2017-18シーズンは、81試合に出場し、平均16.6ポイント、12.5リバウンド、1.6ブロックを記録している。 果たしてハワードは本当に解雇されてしまうのだろうか。 文:ビタラフ アドル

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