今年のフリーエージェント交渉解禁日となった現地6月30日に、ユタ・ジャズはボヤン・ボグダノビッチとエド・デイビスという2名のフリーエージェント選手と契約した。しかし、彼らと契約したことにより、ジャズは2011年からチームのフロントコートを支えてきたデリック・フェイバーズと別れを告げなくてはならなくなった。 ボグダノビッチとデイビスとの契約が発表された数時間後、ジャズはフェイバーズをニューオリンズ・ペリカンズにトレードした。ニューオリンズは、フェイバーズの故郷であるジョージア州からほど近いルイジアナ州に位置している。 ESPNのエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によると、ペリカンズはフェイバーズの見返りとして2021年と2023年の2巡目指名権をジャズに譲渡している。この2つの指名権は、いずれもゴールデンステイト・ウォリアーズから受け取ったものだ。 2010年のNBAドラフト1巡目全体3位指名でニュージャージー・ネッツに入団したフェイバーズは、2011年にデロン・ウィリアムズが絡むトレードでジャズに移籍した。 インサイドで存在感を示す昔ながらのプレースタイルで長年ジャズの先発パワーフォワードを務めたフェイバーズは、昨シーズンは1試合平均11.8得点、7.4リバウンド、1.4ブロックという成績を残している。