今オフに無制限FAのクレイ・トンプソン、ウォリアーズのSNSフォロー外しでファンは退団示唆の可能性を危惧

ゴールデンステイト・ウォリアーズのクレイ・トンプソンは、契約最終年の今季終了後に無制限フリーエージェント(FA)となる。2011年のNBA入りからウォリアーズ一筋で過ごしてきたなか、インスタグラムでウォリアーズのフォローを外したことで話題を呼んでいる。 トンプソンはNBA13年目の今季、77試合に出場(うち先発63試合)して平均17.9得点、3.3リバウンド、2.3アシスト、フィールドゴール成功率43.2%、3ポイント成功率38.7%をマーク。シーズン序盤にスランプに苦しんだ影響で、フィールドゴール成功率と3ポイント成功率は低迷し、シーズン途中にはシックスマンへの配置転換も経験した。 シーズン終了後には無制限FAとなるなかで、ウォリアーズとしては2019年に5年の大型契約を結んだ際の平均年俸である3800万ドル(約60億円)よりも安い金額で呼び戻したい意向だという。ただ、トンプソン周辺には懸念材料もあり、『yahoo! sports』のイアン・キャッセルベリー記者が「インスタグラムでウォリアーズのフォローを解除し、チームに関する写真や言及をほぼすべて自分のアカウントから削除することで、バスケットボール選手としての将来をどう考えているかを示したのかもしれない。注意深いファンはこの変化に気付いた」と取り上げている。 「34歳のトンプソンは昨年、2年総額4800万ドル(約75億5000万円)の契約延長を断ったと報じられているが、これは約50%の減給を受け入れたくないということを示しているに違いない。おそらく彼はより長い契約を望んでいるのだろう。特に契約紛争の最中に、選手がソーシャルメディアでチームのフォローを解除することは目新しいことではないし、選手が他チームに移籍する意向を示しているわけでもない。しかし、おそらく何らかのフラストレーションを示唆するか、または消極的かつ攻撃的な発言の試みだ」 トンプトンは2019年に左膝前十字靭帯断裂、20年に右足アキレス腱断裂の大怪我を負って2シーズンを全休してしており、34歳の年齢も踏まえると健康面では不安があるかもしれない。オクラホマシティ・サンダー、フィラデルフィア・76ers、ダラス・マーベリックス、オーランド・マジックなどが興味を示す可能性があると目されるが、果たしてトンプソンは来季、どのチームでプレイすることになるだろうか。

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