マーベリックスが意地の今NBAファイナル初勝利 アービングが批判一蹴「何人かに発言を撤回させたと思う」

ダラス・マーベリックスは、日本時間6月15日(現地14日)に本拠地アメリカン・エアラインズ・センターで行われたボストン・セルティックスとのNBAファイナル第4戦に122-84で大勝し、スウィープ負けを逃れた。 マーベリックスは3連敗で迎えた第4戦、ドンチッチが前半だけで25得点を挙げる活躍。ハーフタイムまでに26点差をつけると、第3クォーター終了時には32点差を奪い、主力はお役御免となった。 38点差は、1998年のシカゴ・ブルズ対ユタ・ジャズによる42点差、2008年のボストン・セルティックス対ロサンゼルス・レイカーズによる39点差に次ぐ、NBAファイナル史上3番目に大きな点差。マーベリックスはベンチ入りした15人全員がプレイし、ドンチッチがチームトップの29得点(フィールドゴール12/26、3ポイント0/8、フリースロー5/7)、5リバウンド、5アシスト、カイリー・アービングが21得点(フィールドゴール10/18、3ポイント1/6)、6アシストを記録した。 第3戦ではドンチッチがファウルアウトするなど、審判に文句を言う姿勢に批判が相次いだが、『ESPN』のティム・マクマホン記者によれば、アービングは「何人かの人には健全な形で自分の発言を撤回させたと思う」と、世間を見返したことに胸を張ったという。 また、アービングは相棒のドンチッチについて「彼が現時点でできる限りの責任を果たしている」とコメント。ドンチッチも「最後まで信じ続ける。やり続けるしかない。このチームならできると強く信じている」と諦めない姿勢を貫いた。 7試合制の4戦先勝方式となって以降、0勝3敗から逆転でシリーズを制した例は過去にないが、果たしてマーベリックスはNBAに新たな歴史を刻むことができるだろうか。

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