オクラホマシティ・サンダーのスティーブン・アダムスが、今夏に中国で開催されるFIBAワールドカップに出場するニュージーランド代表の候補選手リストに入った。しかし、アダムスはニュージーランドのバスケットボール協会と長年に渡る確執があるため、実際に同国の代表としてプレーする可能性は低いと見られている。 現地6月13日に発表されたニュージーランド代表候補の25選手の中にはアダムスの名前も入っていたが、FIBAワールドカップが開幕する8月31日までには12名に絞られる。 ニュージーランド人で唯一のNBA選手であるアダムスは、FIBAの大会への出場を拒否するコメントは一切出していない。また、ニュージーランド代表チームのポール・ヘナーレHC(ヘッドコーチ)はアダムスのマネジメントと定期的にコンタクトを取っていると話している。しかし、彼はアダムス本人とは直接コンタクトを取ってはいないそうだ。 ヘナーレHCは、アダムスの代表入りに関して「もちろん、我々は彼が代表チームでプレーすることを望んでいる。しかし、その最終判断を下すのはスティーブ本人だ」としている。 最近出版した本の中で、アダムスは、若手選手だった頃にニュージーランド・バスケットボール協会から良い扱いを受けていなかっことを明かした。これまでにアダムスがニュージーランド代表でプレーしてこなかったのは、その扱いに対する長年の恨みがあったからだと推測されている。 今年のNCAAトーナメントで優勝したバージニア大のジャック・ソルトは、今夏のFIBAワールドカップでニュージーランド代表としてプレーしないことが決まっている。