デンバー・ナゲッツのマイケル・ポーターJr.が、弟2人のトラブルに関してチームメイトの存在が支えになっていると語った。弟コバンは、昨年コロラド州で女性を死亡させた飲酒運転事故により懲役6年の判決が下された。その2日前には、もう1人の弟であり元NBA選手だったジョンテイが賭博スキャンダルによってNBAから追放されている。 そうした状況の中、日本時間4月21日(現地20日)に行なわれたロサンゼルス・レイカーズとのプレイオフ1回戦第1戦では、38分プレイして19点、8リバウンド、2ブロック、1スティールを記録。114-103の勝利に貢献した。 コート上では元気な姿を見せたポーターJr.は、試合後チームメイトたちのために戦ったと語っている。 「兄弟2人に良くないことが起こった。だけどチームには15、16人の兄弟がいる。彼らのためにここにいて、自分の仕事をしなきゃいけなかった。高いレベルでプレイできるように準備をしなければと思ったんだ」 ポーターJr.は裁判で証言台に立つため、試合前日の練習を休んでいた。コバンは2月、司法取引の一環として自動車による殺人罪と暴行罪を認めていた。『Denver Post』によると、検察側はコバンが事故当時スピード違反をしており、血中アルコール濃度は0.19と、法定制限値である0.08の2倍以上だったと述べている。 ポーターJr.はチームメイトたちからメールをもらい、「何か必要なことがあればいつでも言ってほしい」と言われたという。 「練習を休んだ理由を理解してくれて、僕の背中を押してくれたことは大きかった」 二コラ・ヨキッチは「辛いことかもしれないが、コート上では考えないようにする。バスケットボールが素晴らしいのは、コート上のこと以外何も考えられないことだ。もちろん試合の前後はいろんな感情が襲ってくるだろうけど、僕たちは彼に声をかけていた。家族が一番だし、ある意味僕たちも家族だからね」と、ポーターJr.に寄り添った。