「今シーズン最悪の判定」 ピストンズHCがニックス戦最終盤でのミスジャッジに不満

日本時間2月27日(現地26日)に行なわれたデトロイト・ピストンズ対ニューヨーク・ニックスの一戦は、ニックスが113-111と2点差で辛勝した。しかし、試合最終盤での判定について、ピストンズのモンティ・ウィリアムズHC(ヘッドコーチ)が不満を述べている。 111-110とピストンズの1点リードで迎えた試合残り8.5秒、ボールを手にしたピストンズのアサー・トンプソンにニックスのドンテ・ディビンチェンゾが激しく接触したものの、ファウルはコールされず。ボールを手にしたニックスは直後にジョシュ・ハートが3ポイントプレイを決め、逆転勝ちを収めていた。 試合後、記者会見に応じたウィリアムズHCは「今シーズン最悪の判定」と断言。「ファウルコールは無かった。我々はリーグに連絡し、クリップも送った。同じことを何度も聞くのはうんざりだ」と、今季何度もあったという疑惑のコールがこの日も繰り返されたことに、怒りを露わにした。 「あのような重要な局面で相手の足にダイブしてノーコールはありえない。馬鹿げているし、もううんざりだ。我々はただフェアな試合を求めるだけ。それだけだ。それ以外に言うことはない。私たちはフェアな試合を望んでいる」 試合後、クルーチーフのジェームズ・ウィリアムズは、「試合後に行なったレビューでは、トンプソンが先にボールに到達し、その後ボールポゼッションの機会が奪われたと判断した。したがってディビンチェンゾにルーズボールファウルが宣告されるべきだった」と誤審を認めている。 32点、5リバウンド、8アシスト、2ブロックと活躍していたピストンズのケイド・カニングハムも、「腹を立てている」と怒りを滲ませた。また、ディビンチェンゾと接触して倒れていたトンプソンも、ファウルを期待していたにもかかわらずコールがなかったことに「正直混乱した」と吐露している。 8勝49敗と苦しむピストンズにとって、ミスジャッジによって1勝を取り逃したダメージは大きいだろう。なお、一方のニックスも約2週間前のヒューストン・ロケッツ戦でミスジャッジに泣いている。

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