フィラデルフィア・76ers(以下シクサーズ)のジェームズ・ハーデンが、プレイヤーオプションとなる来季の3560万ドルの契約を受け取る選択をしたようだ。その上でシクサーズからのトレードを望んでいるとされ、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によると、ロサンゼルス・クリッパーズ、ニューヨーク・ニックスがハーデンの獲得に興味があるという。 33歳のハーデンが契約を破棄してFA市場に打って出た場合、シクサーズは4年2億1300万ドルの契約を提示することができるが、ダリル・モーリー球団社長とハーデンは移籍について話を進めていると伝えられている。 関係者によると、ハーデンはサラリーキャップに6400万ドルの空きがあるヒューストン・ロケッツへの出戻りに興味を示していたが、ロケッツはトロント・ラプターズのフレッド・バンブリート獲得に動いているという。 昨年夏にハーデンは2年6800万ドルの延長契約をシクサーズと結んでいた。その際、MAX契約から1500万ドルを減額していたことで、シクサーズはPJ・タッカーとダニュエル・ハウスJr.を補強する余裕ができた。ハーデン自身も平均21点、リーグトップの10.7アシストを記録。しかしチームは、カンファレンス準決勝でボストン・セルティックスに最終戦で敗れている。