フェニックス・サンズは新ヘッドコーチ(HC)として、フランク・ボーゲル氏と5年契約を締結するという。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が伝えた。 昨季リーグ最高勝率(64勝18敗)を記録したサンズはクリス・ポール、デビン・ブッカー、ディアンドレ・エイトンと同様のビッグ3を中心にシーズンをスタート。シーズン途中にブルックリン・ネッツからケビン・デュラントをトレードで獲得し、レギュラーシーズン45勝37敗でウエストの第4シードを獲得した。 プレイオフ1回戦でロサンゼルス・クリッパーズをシリーズ4勝1敗で破ったが、カンファレンス準決勝でデンバー・ナゲッツに2勝2敗のタイから2連敗を喫してシリーズ敗退。モンティ・ウィリアムズHCは解任となった。 ウォジナロウスキー記者によれば、今季フィラデルフィア・76ersを率いたドック・リバース氏、トロント・ラプターズで指揮を執ったニック・ナース氏(その後76ersのHCに就任)、サンズのアシスタントコーチを務めたケビン・ヤング氏ら最終候補の中から、日本時間6月3日(現地2日)にオファーを受けたボーゲル氏に内定したという。 ディフェンス指導に定評のあるボーゲル氏はこれまでインディアナ・ペイサーズ、オーランド・マジック、レイカーズで指揮を執り、サンズが自身4チーム目。HC通算431勝389敗(勝率52.6%)で、2020年にはレイカーズを優勝に導いた。 なお、サンズはヤング氏にボーゲル氏のサポート役として残ってほしいを考えているようだ。