NBAではプレイオフと並行して、各アウォードの発表が行なわれている。自身のSNSで投票した選手を発表する人物もいるなか、投票権を持つ元NBA選手で現在は『ESPN』の解説者を務めるマーク・ジャクソンが自身のMVPの投票について謝罪した。 ジャクソンはMVP投票で、1位にジョエル・エンビード(フィラデルフィア・76ers)、2位にヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)、3位にジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)、4位にシェイ・ギルジャス・アレクサンダー(オクラホマシティ・サンダー)、5位にドノバン・ミッチェル(クリーブランド・キャバリアーズ)を選出していた。ジャクソンが謝罪したのは、二コラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)に票を投じていなかったからである。 MVPの投票結果が公開された際、ヨキッチには投票者100人のうち1人だけが票を投じていなかったことが明らかとなっていた。その後NBAが各投票者の内訳を公開し、ジャクソンがその1人だったことが判明した次第である。 公開直後、番組に出演したジャクソンは自身の投票について「ミスだった」と謝罪した。 「私はクリックの数字稼ぎやトレンドになることは狙う人物ではない。今回は完全に自分のミス。センターを1人、フォワードを2人、ガードを2人選んだので、(ヨキッチについて)考えてもいなかった。デンバー・ナゲッツと投票すべき選手であったニコラ・ヨキッチに謝罪する。彼は史上最も偉大な選手の一人。彼は歴代トップ10のセンターだ」 ジャクソンは「ヨキッチを3位に投票するべきだった」ともコメントしている。 MVPを受賞したエンビードは合計915ポイント、2位ヨキッチは674ポイントと差がついていたので、ジャクソン1人の投票結果で受賞者が変わることはない。それでもジャクソンは責任を感じているようで、今後自身の投票権が剝奪されても仕方ないとしている。 その後ジャクソンは自身のTwitterでも謝罪をしている。