フィラデルフィア・76ers(以下シクサーズ)は、日本時間5月6日(現地5日)に行われたカンファレンス準決勝第3戦でボストン・セルティックスに102-114で敗れた。今季のシーズンMVPに輝いたジョエル・エンビードは、シュートタッチに苦しんだジェームズ・ハーデンにアドバイスを送っている。『ESPN』のティム・ボンテンプス記者が伝えた。 シリーズ1勝1敗で迎えた第3戦、シクサーズはエンビードが30点、13リバウンドをあげたが、チーム全体のフィールドゴール成功率は39.7%と低迷。なかでも、ハーデンは16得点、11アシストを記録した一方でフィールドゴール成功は14本中3本のみだった。 『ESPN Stats & Information』によれば、ハーデンは第2戦、第3戦のフィールドゴール成功は28本中5本のみ。これは2試合スパンでの自己ワースト記録だったという。 元NBA選手のジェイレン・ローズは『ESPN』の番組『NBA Countdown』で、「セルティックスには何よりも敬意を表したい。とてもユニークなことをした。基本的に5人の異なる選手でエンビードをガードした。キャッチ&シュートができないように空間を奪った。ボールハンドラーを潰してから、エンビードに群がった。しかし、ジェームズ・ハーデンは大一番で消えるようなプレイはできない」と、セルティックスのエンビードとハーデンに対する守備が効果的だったと称えた。 今季自身初のシーズンMVPに輝いたエンビードは、相棒であるハーデンに「アグレッシブになれ」とアドバイスを送っている。 「彼にはシュートを撃ち続けろと言っている。高すぎても、低すぎてもダメだ。ある試合ではタフショットをたくさん決められるし、ある試合では決められない。だから、ゲームに影響を与えるほかの方法を見つけないといけない。僕たちは全員がもっと良いプレイをしならなければならない。この2試合は十分ではなかった。プレッシャーはない」 シクサーズは本拠地での第4戦でシリーズ成績をタイに戻せるだろうか。