NBAは日本時間5月3日(現地2日)、フィラデルフィア・76ers(以下シクサーズ)のジョエル・エンビードが今季のMVPを受賞したことを発表した。 2022-23シーズンのMVPは、66試合に出場してリーグトップの平均33.1得点、10.2リバウンド、4.2アシスト、フィールドゴール成功率54.8%を記録したエンビード、69試合に出場して平均24.5得点、11.8リバウンド、9.8アシスト、フィールドゴール成功率63.2%の成績を残したニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)、63試合に出場して平均31.1得点、11.8リバウンド、5.7アシスト、フィールドゴール成功率55.3%を挙げたヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)の3人がファイナリストとなった。 そのなかで、昨季のMVP投票でヨキッチに次ぐ2位だったエンビードは1位票100票中73票獲得(ヨキッチ15票、アデトクンボ12票)。計915ポイントでヨキッチの史上4人目となる3年連続MVPを阻止し、NBA9年目で初の栄冠に輝いた。 エンビードは『TNT』の番組『Inside the NBA』で、「ここまで来るのに長く時間がかかったし、ハードワークもたくさんした。何を言えばいいのか分からないけど、いい気分だ」と感無量の様子だった。 現在、右膝の外側側副靭帯捻挫で欠場中のエンビード。ボストン・セルティックスと対戦しているプレイオフ・カンファレンス準決勝の第2戦の出場に関しては、「どうなるか見てみよう」と語っていた。