マイアミ・ヒートは、日本時間4月15日(現地14日)に行われたプレイイン・トーナメントでイースト10位のシカゴ・ブルズに102-91で勝利し、第8シードを獲得した。大黒柱のジミー・バトラーは、プレイオフ1回戦で対戦することになったミルウォーキー・バックスとのシリーズに闘志を燃やしている。『ESPN』のジャマル・コリアー記者が伝えた。 レギュラーシーズン7位(44勝48敗)だったヒートは、4月12日(同11日)に行われた8位アトランタ・ホークスとのプレイイン・トーナメントに105-116で敗れ、第7シードを逃した。 最後の第8シードを懸けて臨んだブルズ戦は一進一退の攻防が続くなかで、ヒートが終盤にバトラー、マックス・ストゥルースの活躍で突き放して勝利を掴んだ。バトラーは31得点(フィールドゴール11/24、3ポイント0/2、フリースロー9/10)、5リバウンド、3アシスト、2スティール、ストゥルースも31得点(フィールドゴール8/16、3ポイント7/12、フリースロー8/8)をマーク。レギュラーシーズン以外でヒートの選手2人が30得点以上を挙げるのは、2013年のレブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)とドウェイン・ウェイド以来だという。 ヒート所属3年目を迎えたストゥルースは、「何も驚くことはない。この1年間を通してやってきたからね」と、バトラーとともにチームを牽引する働きに胸を張った。 プレイオフ1回戦ではイースト第1シードのミルウォーキー・バックス(58勝24敗)との対戦が決定。バックスとは、2012-13シーズン(1回戦)、19-20シーズン(カンファレンス準決勝)、20-21シーズン(1回戦)に続く4回目の顔合わせになるが、過去3回はシリーズに勝利したチームがNBAファイナルまで進出しているジンクスがある。バトラーはバックスの強さを認めつつ、撃破へ静かに自信を覗かせている。 「ミルウォーキー(バックス)にはMVP候補のヤニス・アデトクンボがいるし、彼らはこの数年間、同じメンバーでプレイしてきた。。素晴らしいファンがいて、常に会場を盛り上げる。だから、俺たちは完璧に近いバスケットボールをしなければいけない。でも、俺たちはそれができる。ハードにプレイし、良い時も悪い時も団結する。俺たちは常に一つだ。問題ないと思う」 バックスとヒートのシリーズは、4月17日(同16日)に初戦が行われる。