ダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチはNBA5年目の今季、66試合に出場してリーグ2位の平均32.4得点、8.6リバウンド、8.0アシストという好成績を残した。一方で、チームはウェスタン・カンファレンス11位(38勝44敗)で4年ぶりにプレイオフ進出を逃す形となり、殿堂入り選手のレジー・ミラーは、ドンチッチに関して終盤戦の活躍が足りなかったと指摘した。『ダラス・モーニング・ニュース』が伝えている。 マーベリックスはオールスター以降に7勝15敗と失速。3連敗以上が3回を数え、ポストシーズンを逃す結果となった。 日本時間4月8日(現地7日)のシカゴ・ブルズ戦、エースのドンチッチこそ第1クォーターにフル出場したが、第2クォーター早々にベンチに下がってその後はコートに立たず、カイリー・アービング、ティム・ハーダウェイJr.、ジョシュ・グリーン、クリスチャン・ウッド、マキシ・クレーバーらは欠場。意図的に主力を休ませたとして、NBAから75万ドル(約1億円)の罰金処分が下ったほどだ。 殿堂入り選手で、現在は『TNT』のアナリストを務めるレジー・ミラーは、「ルカも少し鏡を覗いてみる必要がある。カイリーに全部を押し付けるのは好ましくない。ルカも自分自身を見つめ直して、『もっと上手くやれたんじゃないか?』と自問自答する必要がある」と、若き大黒柱のドンチッチに要求した。 「ルカはもっと調子を上げないといけない。ルカが抜けて、カイリーがチームをリードしている時は良かった。ジェイソン・キッド(HC)もそういう形で指揮を執りたい。より速くプレイしたいけど、ルカがいると速くプレイできないんだ。ルカの状態が良くて速くプレイできれば、相手チームにもっとプレッシャーをかけることができる」 アービングは今夏に無制限フリーエージェントとなり、去就が注目されるが、いずれにしてもドンチッチにはこれまで以上の活躍が求められることになりそうだ。