破竹の28連勝、勝率82%…万能戦士ヨキッチのトリプルダブルにまつわるデータに注目

デンバー・ナゲッツは今季ここまで44勝19敗とミルウォーキー・バックス(45勝17敗)、ボストン・セルティックス(45勝18敗)に次ぐリーグ3位の勝率を記録している。チームを牽引しているのは、史上4人目の3年連続シーズンMVP受賞の可能性があるニコラ・ヨキッチで、トリプルダブルにまつわる驚異の数字に注目が集まっている。 NBA8年目を迎えたヨキッチは今季、55試合に出場して平均24.6得点、11.7リバウンド、10.0アシストとシーズン平均トリプルダブルを達成するペース。リバウンドはリーグ3位、アシストは同4位タイと上位にランクインしている。 日本時間3月1日(現地2月28日)のヒューストン・ロケッツ戦で14得点、11リバウンド、10アシストを記録して今季24回目、史上6人目となる通算100回目のトリプルダブルを達成したが、『NBA.com』のブライアン・マーティン記者によれば、ヨキッチがトリプルダブルの成績を残した試合は今季24戦全勝、昨季から28連勝中で、これは英雄マジック・ジョンソン(24連勝/1984年11月28日~87年11月8日)を上回ってNBA史上最長だという。 また、トリプルダブル通算100回以上の6人(ラッセル・ウェストブルック:198回、オスカー・ロバートソン:181回、マジック・ジョンソン:138回、ジェイソン・キッド:107回、レブロン・ジェームズ:106回、ヨキッチ100回)のうち、当該試合での勝率でヨキッチは82.0%(82勝18敗)と堂々のトップ。ランキング上位20人で見ても、ヨキッチよりも勝率が高いのは96.8%(30勝1敗)のドレイモンド・グリーン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、87.5%(28勝4敗)のヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)の2人だけだ。 これまで出場したレギュラーシーズン(582試合)の17.2%でトリプルダブルを達成し、これを上回るのはウェストブルック(18.4%)とロバートソン(17.4%)のみ。トリプルダブル部門でも、ヨキッチはNBA史を語るうえで欠かせない存在となっている。

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