絶好調のサクラメント・キングスをリードする1人が、ガードのディアロン・フォックスだ。6年目の今季はキャリア初のNBAオールスターにも選出されるなど、人気も高まりつつある。2017年のプロ入りからキングス一筋でプレイするフォックスを、チームメイトのリーション・ホームズは「MVP」と大絶賛している。 フォックスは直近7試合連続で30点超えを達成しているが、これはチームが1985年にサクラメントへ移転して以降では球団史上最長。サクラメント移転前に30点超えを7試合以上達成しているのは、タイニー・アーチボルド、オスカー・ロバートソン、ジャック・トワイマンという殿堂入り選手のみということも、フォックスの凄さを物語っている。なお、フォックスはその7試合で平均34.4点、FG成功率57.9%をマーク。2ポイントに限定すれば66%という驚異の成功率なのだ。 無論、フォックスの目標はチームを2006年以来のプレイオフへ導くこと。チームは35勝25敗で、およそ6週間にわたってウェスト3位につけている。NBAオールスター以降は3戦全勝とその勢いは衰えておらず、プレイオフ進出はもちろんホームコート・アドバンテージの獲得も夢ではない。 強豪ひしめくウェストで上位シードを獲得し、ポストシーズンでも活躍できれば、フォックスの注目度はさらに高まるはずだ。 キングスは3月1日に敵地でオクラホマシティ・サンダーと対戦する。