日本時間2月8日(現地7日)、ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズが、通算得点記録でカリーム・アブドゥル・ジャバー(元レイカーズほか/3万8387点)を抜いて歴代1位となった。オクラホマシティ・サンダー戦に出場したジェームズは、第3クォーター残り10.9秒、トップからフェイダウェイジャンパーをヒット。この1発でジェームズの通算得点は3万8388点となり、歴代トップに立った。 試合は一時中断し、フロアでは家族がジェームズの偉業を祝福。ジャバーとアダム・シルバー・コミッショナーもコートに入り、ジェームズとハグを交わした。ジャバ―からボールを受け取ったジェームズは、以下のように気持ちを語った。 「まずはレイカーズファンの皆さんにありがとうと言わせてください。あなたたちは本当に唯一無二の存在です。恐れ多いですが、カリームのような偉大なレジェンドの前にいることは、私にとって大きな意味があります。キャプテン(ジャバー)にスタンディングオベーションをお願いします」 「私の美しい妻、子どもたち、友人、チームメイト、家族、母、そしてこの20年以上の旅路で関わってきた全ての人に感謝しています。あなたたちがいなければ、あなたたちの助けがなければ、熱意と犠牲がなければ、ここまで辿り着くことはできませんでした。そしてNBA。アダム・シルバーに偉大なデイビッド・スターン(前コミッショナー)など、皆さんに感謝しています。自分の夢だった場所に、自分も関わることができたんです。今夜以上の夢を私は見たことがありません。本当みんなありがとう」 コート上でジェームズを祝福したシルバー・コミッショナーもその後、「あらゆるスポーツで最も神聖な記録の一つでもある、NBAの歴代最多得点記録を更新したレブロン、おめでとう。これはリーグで20シーズンにわたり維持してきた彼の素晴らしい活躍を象徴する成果です。そして驚くことに彼は依然エリートなレベルでプレイを続けており、歴史は今後も描かれていきます」と記録更新を称える声明を発表した。 ジャバーが歴代トップに立ったのは1984年4月5日。この日から約9か月後に誕生したジェームズが、約39年ぶりに歴史を塗り替えた。ジェームズにとって今季はキャリア20シーズン目、通算1410試合目である。 ジェームズは得点以外にも、アシストは歴代4位、スティールは歴代9位、リバウンドは歴代32位、ブロックは歴代91位にランクインしている。