サンズがイゴール・ココスコフHCを解任

フェニックス・サンズがイゴール・ココスコフHC(ヘッドコーチ)を解任した。NBA史上初のヨーロッパ出身ヘッドコーチとして話題となったココスコフHCがサンズを指揮したのは、僅か1シーズンだけだった。このニュースを最初に報じたのはESPNのエイドリアン・ウォジナロウスキー記者だ。 サンズがヘッドコーチの解任を決意したのは、レギュラーシーズン終了から約2週間後だった。かつてはユタ・ジャズのアシスタントコーチとして高い評価を受け、ヘッドコーチとしてスロベニア代表チームをヨーロッパのナンバーワンに導いたココスコフHCだが、今シーズンのサンズはウェスタン・カンファレンス最下位の19勝63敗に終わっていた。 今シーズンのサンズには、NBA有数の得点力を誇るデビン・ブッカーや、2018年のNBAドラフト1位のディアンドレ・エイトンがいたが、ココスコフHCは勝率を上げることができなかった。ココスコフHCは、アイザイア・カナーン、ディアンソニー・メルトン、エリー・オコボらの中から先発ポイントガードを選ぶことができず、結局2月のトレードで獲得したタイラー・ジョンソンが先発に定着することになった。 また、TJ・ウォレンやケリー・ウーブレイJr.ら主力選手に怪我人が相次いだことも、再建中のサンズにはマイナスに働いた。 ウォジナロウスキー記者によると、サンズはモンティ・ウィリアムズ氏を来シーズンのヘッドコーチにしたいと考えているとのことだ。現在フィラデルフィア・76ersのアシスタントコーチをしているウィリアムズ氏は、ロサンゼルス・レイカーズの次期ヘッドコーチの候補でもあると報じられている。

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