ワシントン・ウィザーズ加入2年目を迎えるカイル・クーズマは、今季23試合に出場して平均20.6点、7.7リバウンド、3.6アシストと好成績を残している。2020-21シーズンまで過ごしたロサンゼルス・レイカーズでは途中出場も多かったが、ウィザーズでは先発に定着。ブラッドリー・ビール、クリスタプス・ポルジンギスとともに、チームのオフェンスをリードしている。 そんなクーズマの今季の年俸は1300万ドルと言われており、来季の契約はプレイヤーオプションとなっている。現在の活躍を鑑みれば、オプションを破棄してフリーエージェントとなり、大型契約を狙うに違いない。そんな成長株を、フェニックス・サンズとアトランタ・ホークスがトレードでの獲得を狙っているという。『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者が報じている。ウィザーズはホークスのジョン・コリンズに興味を示しているとの噂もあるようだが、シャラニア記者はクーズマを出すことはないだろうと考えているようだ。ウィザーズのトミー・シェパードGM(ジェネラルマネージャー)が、クーズマをチームの軸と考えているからだ。 恐らくクーズマが狙う新契約は、現在の金額から大幅アップしたものであるはずだ。無論それだけの価値はあるはずだが、チームがそれだけの額を支払えるかは他の選手の動向にもかかわってきそうだ。クーズマと同じくプレイヤーオプションを持つポルジンギス(オプトインで来季年俸は3601万ドル)が、どのような判断を下すのか。今季終了後に制限付きFAとなる八村塁の契約はどうするのか。エースであるビールの来季年俸は4674万ドルと高額のため、他の選手たちにどれだけ支払うのか。半年後、ウィザーズのフロント陣はどのような決断を下すのだろうか。