ダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチは5年目の今季、開幕から9試合連続で30得点以上をマーク。目覚ましい活躍を見せる23歳に対し、フランチャイズOBのティム・ハーダウェイはレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)以上の評価を与えている。 ルーキーイヤーに新人王に輝き、2年目には早くもオールスター出場を果たしたドンチッチ。司令塔兼エースとしてチームを牽引し、すでに通算トリプルダブル回数は歴代10位の「48」を記録するなど、希代のオールラウンダーぶりを発揮している。 5年目の今季は、1962-63シーズンにウィルト・チェンバレン(当時サンフランシスコ・ウォリアーズ)が樹立した23試合連続という記録に次ぐ、歴代2位の長さとなる開幕から9試合連続で30得点以上を記録。11試合を消化して平均33.6得点は、ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)やヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)らを抑えて堂々のリーグ1位だ。 ロングシュートやヒートアップしやすい性格は課題の余地があるが、“キング”ことジェームズとも比較される実力は折り紙付き。マーベリックスのOBで、現役時代に“キラークロスオーバー”を武器にオールスターにも5回出場した殿堂入り選手のハーダウェイは、『SportsLens』のインタビューで、同じ23歳時点ならばドンチッチに軍配が上がると見解を述べた。 「同じ23歳ならルカを選ぶ。覚えておかなければいけないのは、ルカは16歳の頃からプロバスケットボール選手としてプレイしている。当時から“大人”と対戦してきた。レブロンは高校を卒業した18歳からだ。約3年の違いがある。同じ23歳でも、ルカはレブロンがやっていたことよりも上手くプレイしていると思う」 ジェームズも23歳の2007-08シーズンには平均30.0得点で得点王に輝いているが、ハーダウェイはこれまでの経験などを踏まえて、ドンチッチを高く評価していた。