日本時間11月10日(現地9日)、ブルックリン・ネッツはジャック・ボーンを正式にヘッドコーチとして登用すると発表した。ボーンはスティーブ・ナッシュ前HCがチームを離れて以降、暫定HCを務めていた。 『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によると、ボーンHCとの契約は2023-24シーズンまでとなる。 ナッシュ前HCがチームを離れて以降、新指揮官として名前が挙がっていたのはボストン・セルティックスのイメイ・ユドカ前HCだった。しかしユドカ前HCは、今季トレーニングキャンプ前にチーム内の女性スタッフとの不適切な関係があったとされ、セルティックスから1シーズンの職務停止処分を受けていた。カイリー・アービングの問題も抱えるチームは、トラブルの種になり得る人材を今は迎え入れるのは賢明ではないと判断したのだろう。 ショーン・マークスGM(ジェネラルマネージャー)は、「バスケットボールの洞察力、競争力、我々のチームと組織に関する深い知識を持つジャックは、グループを前進させるためには最高の人物。彼は選手から最高のパフォーマンスを引き出し、彼らに責任を負わせることで団結力のあるバスケットボールを展開できる」とコメントしている 。 ジョー・ハリスも「JVは素晴らしいコーチだ。NBAで選手、アシスタントコーチ、ヘッドコーチとして多くの経験がある」と信頼を寄せていることを明かしている。 ナッシュ前HCの跡を継いで以降、2勝2敗とチームは盛り返しつつある。アービング問題はまだ解決に至っていないが、勢いそのままにチームを上昇気流へ乗せることができるか。